「会社を設立したばかりで、どの銀行で法人口座を開設すればいいか分からない」「手数料はなるべく抑えたいけど、セキュリティも心配」「書類の準備や手続きが面倒で、できるだけ早く口座を作りたい」と悩んでいませんか?初心者でも作れるネット銀行について紹介します。
初心者がネット銀行を選ぶときのポイント
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手数料の安さ(振込回数が多い人ほど重要)
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会計ソフトとの連携(経理の手間を減らせる)
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開設スピード(すぐに事業をスタートできる)
手数料の安さについて

メガバンクAは、他行宛ての振込手数料は1回あたり330円で、ネット銀行Bは、他行宛ての振込手数料は月5回まで無料、6回目以降は1回あたり150円だとした場合、家賃やクレジットカードの支払いなど、毎月決まった振込が3回あると仮定します。そうすると、A銀行の場合、3回 × 330円 = 990円になり、B銀行の場合、3回 × 0円 = 0円で、毎月990円、年間で11,880円のコスト削減になります。
また、ビジネスでの支払いなど、振込件数が多いと仮定します。A銀行では、10回 × 330円 = 3,300円で、B銀行では、無料枠5回 + 有料枠5回(5回 × 150円)= 750円となり、このケースでは、B銀行を利用することで、毎月2,550円、年間で30,600円のコスト削減になります。


振込件数が増えるほど、ネット銀行の手数料無料サービスによるメリットは大きくなります。特に、家賃や給与振込など、毎月決まった支払いがある場合は、その回数を把握し、手数料が無料になるネット銀行を選ぶことで、年間で数万円単位のコスト削減につながる可能性があります。このコスト削減分を別のことに充てることもでき、家計や事業の効率化に大きく貢献します。
会計ソフトとの連携について
初心者におすすめのネット銀行

スタートアップ・IT系の法人や振込手数料を抑えたい人、クラウド会計を使う人であればGMOあおぞらネット銀行がおすすめです。
GMOあおぞらネット銀行
・口座維持手数料無料
・振込手数料が業界最安水準(同行間無料、他行も安い
・freee・マネーフォワードなど会計ソフトと自動連携
・法人口座の開設スピードが早い

ネット銀行でも融資を考えたい人やネットビジネスやEC事業をする方は、住信SBIネット銀行がおすすめです。
住信SBIネット銀行
・口座維持費無料
・振込・入出金で「無料回数」が毎月ついてくる
・融資サービスも比較的柔軟
・ネット銀行の中では「信用力」も高め

EC・ネットショップ運営者やキャッシュレスとの連動を重視する方は、PayPay銀行がおすすめです。
PayPay銀行
・ネット決済やECとの相性抜群
・開設がスピーディー(最短即日開設の実績あり)
・PayPay・Yahoo!ショッピング・アマゾン出店者に便利
まとめ:初心者がまず作るネット銀行の法人口座といえば

コスト重視なら GMOあおぞらネット銀行、融資や信頼性も意識するなら 住信SBIネット銀行、ネットショップ運営なら PayPay銀行といえます。