そもそも銀行では誰でも口座開設ができる訳ではありません。近年、犯罪によって生み出されたお金の出どころを分からなくする行為、いわゆるマネーローンダリングを防止する法律である「犯罪収益移転防止法」により、銀行は口座開設の審査を厳格化しています。
銀行口座の開設などにおいて、疑わしい取引の届け出措置が法律で義務付けられているため、準備不足による申し込みで審査落ちとなってしまう可能性があります。そこで、法人口座の審査を通過するためのチェックポイントをあげますので活用して下さい!
基本情報・登記関係
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会社の登記が完了している(履歴事項全部証明書の用意)
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法人印鑑証明書を提出できる
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商号や事業目的が適切(マルチ商法・投資詐欺系は不可)
代表者の信頼性
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代表者本人の本人確認書類(免許証・マイナンバーカードなど)
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個人の信用情報に大きな問題がない(金融事故歴は注意)
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反社会的勢力や不正口座に関与した履歴がない
事業実態の証明
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会社HPやSNSで事業内容が確認できる
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事業計画書やパンフレットがある
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すでに発行済みの請求書・見積書・契約書などを提示できる
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事務所や連絡先が実在している(バーチャルオフィスは落ちやすい)
資本金・資金計画
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資本金の入金証明がある(設立時の通帳コピーなど)
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資本金が極端に少なすぎない(1円でも設立可能だが審査で不利)
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お金の出所が不透明でない(現金手渡しはNG)
まとめ
審査を通過するためには、
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「実態のある事業」を証明する資料を揃えること
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代表者の信頼性を示すこと
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銀行が安心して取引できる会社であることをアピールすること
この3点が最重要です。